こいのはなし

中学校の時に好きだった男の子がいて、そのときは好きっていう気持ちが長続きする頃だったので確か高校まで好きで五年くらい好きだった
彼は歩きで帰る人で、私は自転車だった
追い越す時にばいばいって言うのがひそかな楽しみだった
なかなかお互いの部活が終わる時間が合わなかったりしたから、ばいばいを言える時はすごくラッキーだった


レポートのねたに困って煮詰まって煮詰まって考えすぎたらこんな思い出にたどりついて一人でにやけていた
でも本当はこれを思い出したからにやけたのではないと思う


いつだってときめいてたいんだ
別に男の人云々じゃなくて、いつだって本とか音楽とか絵とか写真とか生活にときめいていたいんだ!!