悉く

自分の気に入る映画とネット上での評価の低い映画が被っている。大衆映画ならまだしも、ミニシアター系になるとかなり心もとない。ぐだぐだ考えさせられる夢か現かみたいな映画が私は（結果的に）好きだから、センス一辺倒とかでも好きになってしまう。と、言うわけでリミッツオブコントロールの評判が悪いみたいだ。吉祥寺百年のブログ以外は。自分が好きなものを好きって言えば良いのに、それがマイノリティだったりすると不安になるのが情けない。「私、映画のセンスないのかしら」みたいに。馬鹿馬鹿しい。

ーして見ると四角な世界から常識と名のつく、一角を磨滅して、三角のうちに住むのを芸術家と呼んでもよかろう。ー夏目漱石『草枕』

中学だか高校のときにいろいろなアーティストのことを知りたいと思って沢山試聴して一言メモしていた。たまたま先日見返していてその一言感想が面白かった。評価が高いアーティストでも自分にしっくりこなかった、でも評価が良いので偽りの気持ちで「とても良い」とか「買った方が良い」とか書いてあるのは今もって見てもバレバレだ。情けない。それとは別件で面白いのはALOHAを「ポワポワしてる」とか、LARDを「声がコロちゃん」とか、Prefab Spr